ミシェル・ボスカッチ

ロンバルディアのアルボザッジャ生まれ、スキーを始めたのは6歳の時。父親のGrazianoはプロスキーヤーであったために、自然と同じ道を選択しました。練習のためにスキーにロープをつけて引っ張ってくれたものです。山とスキーへの愛は間違いなく父親譲りで、彼のレース観戦に行き、景色や雰囲気に圧倒されました。14歳の時に初レースに参加、結果として父親が引退した翌年2008年にはイタリア代表としてレース出場することになりました。彼は今でもトレーニングを一緒に行い、時折レースにも参加します。私の主なコーチであり、プロのSkimoレーサーとして助言を与えてくれる存在です。

Skimo(ski mountaineeringの略称)は2026年にオリンピック種目となる予定です。そして開催地はここイタリア。もちろん私の焦点はそこにありますが、おそらく同種目には既に年齢が高すぎるかもしれません。爆発するようなエネルギーを必要とするため、若い世代が有利となるでしょう。しかし、試してみる価値はあります。美しい山でレースに参加するだけで幸せなのですし。

もちろん勝利の特別な感覚も無視できませんが、適したエネルギーを感じて楽しむことができれば満足です。2022年は私にとって非常にいい年です。Pierra Mentaで3度目の勝利を収め、世界チャンピオンとなりました。アルバ(ミシェルの妻でありキャラバンメンバー)が今年のPatrouille des Glaciersで優勝したのも嬉しいことでした。私は2位でしたが!

スキーに加え、MTBやロードライドにも夢中です。スキーができない夏季に父親が紹介してくれたスポーツで、シーズン前のトレーニングとしてバイクライドを取り入れています。ランニングや他のトレーニングは一切しなかったのですが、今はランニングとライドを組み合わせたハードなワークアウトを行っています。垂直に進むランニングイベントで最近優勝しましたが、ウルトラマラソンイベントはしばらく休む予定です。バイクがやはり最も楽しく、私が得意とするドロミテで行われるヒルレースに参加しようと思っています。アルバとバイクでトレーニングを頻繁に行なっており、各自のペースでトレーニングをこなしながら一緒に時間を過ごすことができるのが魅力です。23頭の牛やミツバチの群生に囲まれながら、農場をランニングすることもあります。

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