川へ連れて行って #7:LA CLUE DE LA CERISE

過去数週間をヨーロッパサーキットで過ごし、数個の勝利も獲得しましたが、まだ夏を感じられないでいます。達成感と共に帰路に着くのは素晴らしい感覚です。私の自宅、家族、山、そして日の光、全てが喜びを与えてくれます。今日のライドはこれら全てを称えるものです。マウンテンバイクに乗って新しいルートを探索し、日差しを浴びながらスピードよく進み、新しいアドベンチャーの空気を堪能します。

長時間にわたるトレーニングで使用した、よく知っている場所。ブイヨンとクルセグルの曲がりくねったロードは知り尽くしています。車の通らないこの地域に静かなライドを求めて訪れます。ニースを望むよく知られた山の方を好むライダーが多いですが、考え直す必要があるでしょう。

TAKE ME TO THE RIVER #7 : LA CLUE DE LA CERISE
TAKE ME TO THE RIVER #7 : LA CLUE DE LA CERISE
TAKE ME TO THE RIVER #7 : LA CLUE DE LA CERISE
TAKE ME TO THE RIVER #7 : LA CLUE DE LA CERISE

La Clue de la Ceriseにサスペンションと大きなタイヤを備えて戻ってくることを決めました。午前11時には、早くから場所取りをしているスイマーで溢れます。渓谷に囲まれた素晴らしいエリア。水は上流で温められ、ライムストーンの岩の間をぬって曲線を描く流れ。1時間をかけて徒歩で降下するには理想的な温度です。凹凸のある渓谷サイドへライドし、数分で到着。

帰りは泳いで戻ろうと思いますが、今のところバイクに不向きな勾配のあるルートを制覇しなくてはなりません。大きな岩が散りばり、腕力に頼って進む必要があります。600メートル登った先のLes Ferresに昼までに着くのが目標。タールマックロードに出た頃には汗まみれになり、村へ続く残り2キロを残すのみとなりました。

村の広場へ続く路地を登り石の壁の側を通ると涼しい空気が感じられ、1世紀前の人々は天候と上手く付き合っていたことが分かります。噴水に頭をつけると最高の気分。村の上にそびえ立つ岩の山へと挑戦するエネルギーが湧いてきます。途中にある教会で休憩を取り、素晴らしい景色を堪能することを勧められました。

TAKE ME TO THE RIVER #7 : LA CLUE DE LA CERISE
TAKE ME TO THE RIVER #7 : LA CLUE DE LA CERISE
TAKE ME TO THE RIVER #7 : LA CLUE DE LA CERISE
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オーブンのように熱い岩崖をライドし、何日も雨が降っていない乾いた熱風が吹き付けます。ルートを変更し日陰の多い北側のスロープへと進むと、驚くことに栗の木に囲まれたルートであることを発見。ステップの多い難しいルートであり、腕への負担が大きいライドです。

渓谷の麓に到着すると、気温は最高温度に達しました。顔はホコリと汗にまみれ、道に迷い、とうとうバイクを担いで川沿いまで進みスロープを下降することにしました。

車を駐車した地点を探し出さなくてはなりません。それは後で考えることにし、とりあえず誰もいない川の輝くような青い水の中、体を冷やすことが最も大切です。